2016年10月THE 帰郷 北海道ツアー #14 「ともだちと旅 編」
2016年10月18日(火)
早起き!
約束の7:00にヒロス邸へ車を走らせる
今日はヒロスと静香ちゃんと三人で小さな旅
はじめは美瑛の「青い池」まで行こうぜ! って話してたけど
あまりに遠いので、進路変更
紅葉の道東をまずは僕がドライブ
今回の旅二度目の「摩周湖」
大阪からの修学旅行生でいっぱい
今日もバッチリ、クッキリ
ヒロスがカムイシュ島(中島)の伝説を話してくれたけど
50%の記憶で話すので軽く聞き流したよ(笑)
売店には伝統の木彫り
クロガシラをえらく気に入ってしまったけれど30万円近くしたので目に焼き付けることだけにしたよ
そして次に向かったのは「アトサヌプリ (硫黄山)」
道東の子は、幼い頃親に連れて来てもらう名所
噴気孔がかなり危険ところもあったり
ヒロスチャレンジ撮影にはもってこい(笑)
それにしてもへんてこで美しい場所
噴気孔から出る熱で蒸した温泉卵は絶対食べないといけない名物
さぁ、ここからは静香ちゃんの運転で屈斜路湖まで
僕は昔から屈斜路湖の外周のこの道が大好きでたまらないのです
紅葉の今の季節も新緑の春の季節も
屈斜路湖は砂湯に到着
湖は冷たいのに少し掘るだけで暖かい温泉の「砂湯」
ここもヒロスチャレンジの「ヒロス湯」 編をお楽しみに(笑)
それから飲める温泉を飲みましたよ
しょっぱいと感じるか甘いと感じるかで身体の状態を知ることができるよ
バイバイ、クッシー
さて、ここからはヒロスの運転で
雄阿寒岳をデーンととらえながらドライブ
ここで昔書いた唄をご紹介
ピンネシリ(1)とマチシネリ(2)の夫婦山に
今夜も犬たちの遠吠えが響く
まるでオタシトンクル(3)に呪われた
マチシネリの悲鳴のよう
枯葉の季節
今年も内地からやって来る
そして猟犬を買い
美しい阿寒の自然に踏み入れる
深夜わたしの寝床に聞こえる
仲間を呼ぶエゾシカの声
日を追う毎に聞こえなくなる
仲間を呼ぶエゾシカの声
買われたばかりの犬は銃声の合図で
ただ、ただ走る
内地から来てこの美しい地で
その肉で飢えをしのぐわけでもなく
その血で渇きを潤すわけでもなく
ただ、ただ殺る
ただ、ただ撃つ
仕留めたと笑い
そして捨てる
雪が舞い降り
厳しい冬が阿寒に訪れる
内地から来た人間は
山に犬を捨てて帰る
腹を空かせたその犬たち
危険だからと村人に駆除される
そして生き残った犬たちは
マチシネリの悲鳴になる
内地から来てこの美しい地で
その肉で飢えをしのぐわけでもなく
その血で渇きを潤すわけでもなく
ただ、ただ殺る
ただ、ただ撃つ
仕留めたと笑い
そして捨てる
ピンネシリとマチシネリの夫婦山に
今夜も犬たちの遠吠えが響く
オタシトンクルに呪われた
マチシネリの悲鳴のよう
気性の荒いピンネシリ
どうすることも出来ない
伝説のオタシトンクル
もういない
(1) ピンネシリ(雄阿寒岳)
(2) マチシネリ(雌阿寒岳)
(3) オタシトンクル(魔神を退治したアイヌの英雄)
美しいオンネトーに到着
僕ら中学生の時キャンプに来た場所
あのときは景色を見て「綺麗だな」 なんて誰も言わなくてね
僕はただ、ただ 「森の中はラジオの電波が届かないんだ」 なんてことしか考えていなかったな。
それがどうだい
幻想的な光景に息を飲むばかり。
なんの魚だろ?
ここは外来種のティラピアやグッピーが生息して問題になっているところでもあったり。
僕らの生まれた地方はなんて凄いところなんだろうね
そこからまた僕が運転して
まずは足寄、通過してチー様にご挨拶
そして本別でランチ!
神森さんからおすすめと伺っていた 「浮舟」 さんにやってきたよ!
あまりのボリュームに驚くわたしたち!!
こちらわたしの「にんにく焼き (1,600円)」
こちら静香ちゃんの「とんてき (1,700円)」
こちらヒロスの「ポークカツ (1,800円)」
いやはや、美味い!!
どれも美味いけれど、ヒロスのポークカツのデミソースがまた絶品でヤラレタ!!
ちょっと高いかなと思ったけれど食べてみると安い! と言えるほど!
みんなこのボリュームなのにペロリ!!
本別に浮舟アリ!!
ごちそうさまでした!!
感動した!!
本別をチョロチョロしながら
家路に着く頃にはもう夕暮れ
いくつもの幻想的な場所を訪れたけれども
僕にとってもっとも幻想的な事とは友だちとの経験のこと
ちっとも古くならないし
鮮度も落ちない
飽きないし
何度でも驚くし
毎回発見するし
いとも簡単に忘れてしまう
でもいつもあるのは
友だちの笑い顔。
つづく
2016.10.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | SLOW TRIP
