The Beetles ザ・ビートルズ
2012年7月10日(火)
スッキリ晴れた7月の朝。
相棒 Nassy から電話が来て
お仕事同行レッツゴー!
2年振りのハスの群生に挨拶
サックリ快調に仕事をキメた Nassy オススメ食堂でランチ
さすがの Nassyチョイス! ふっくらアジフライ天下一品
豆知識#1 Nassy が選ぶ飲食店、お菓子類はハズレがないよ
タバコ買って来ると行ってコンビニ寄った Nassy
戻って来たらアイスを買って来てくれたよ!
豆知識#2 Nassy が選ぶアイス類はハズレがないよ
Nassy「この前約束した、自然のカブトムシに会わせてあげるね」
北海道にはカブトムシが生息していなくてね
子供の頃から夢に見てたんだ
「樹液に集まる自然の中のカブトムシ」にね!
Nassyさんが今年の夏見せてくれると約束してくれてたのさ
まるでお婆ちゃんが「メイちゃーん!」と探したような田んぼの中の
未舗装の細い道を走り続け
迷うことなくNassy's ポイントに到着
乱獲を防ぐために場所は伏せとくね
目の前に樹液がドクドクと流れ、
一目で感じられるほど生命力に満ちたクヌギが現れたんだ
だけどね、、、
オオスズメバチが10匹くらい警戒しててね
僕とNassyがちょっと近づいたら真っすぐに突進して来たよ!!!
まるで森の番人
明らかに肉眼でも甲虫類(ビートル)がわんさか樹皮にくっついているのが見えるのにさ!
なんだか試されてる気がしたよ
「キミはカブトムシに会うために危険な冒険出来るかい?」ってね
まるで子供の頃の記憶。
毎日がそんな風に声が聞こえて来て
泥だらけになったり、怪我をして家へ帰って来たものさ。
その声が大人になった現在(イマ)聞こえたんだよ
本当さ!
宝物を前にしばらく様子を見ていると
オオスズメバチたちが樹皮の内側に隠れたのか辺りが静まった気がしたよ
「今だ!」
その瞬間僕はクヌギの木のほんのそばまで来ていたんだ
「うわぁ!」
オオスズメバチに気付かれないように声を出さないようにしてたのに
思わず発した
なんて美しいカナブンたちなんだろう
夢中で樹液に酔いしれてるよ
カナブンも北海道には生息していないから嬉しくて嬉しくて
〜おっ! カブトムシのメスだ! 〜 (心の声)
〜うわぁっ! カブトムシのオス見つけた!!!!!!!! 〜 (心の声)
〜ギャア! ノコギリクワガタ(大アゴ完全体)のオスがすぐ上にいるよ! 〜 (心の声)
〜なんというマーチン風のサンバースト! 〜 (心の声)
その瞬間森の入り口に立ってる Nassy
「KENちゃん、そのまま動かないで!!」
〜げっ! オオスズメバチ活動はじめたのか! 怖っ! 〜 (心の声)
〜けれどここまで来て引き下がれるかってーの! 〜 (心の声)
夢中でシャッターを切ったよ
天然のカブトムシはなんて美しいんだろう!
脚の裏がこんなに真っ赤だなんて
サックリとカブトムシのオスとメスを捕まえて森の入り口の Nassy のところへ戻ったよ
やぁ! ついに会ってくれたね
大きいねぇ!
立派だねぇ!
どうだい? 会えただろう? って顔のNassy
まるで昔、カエルがわんさかいるという秘密の沼に連れてってくれた友達の誇らしげなあの顔
森へ向う途中で僕はカブトムシが採れたらケースで飼おうと思っていたけれど
この自然の中で生きる美しい姿を見てしまったら
それは間違いだなって思ったよ
この興奮は何にも代え難いものだね
なんて多くのことを感じただろう
オオスズメバチたちもきっと僕のことを
ちっぽけで「取るに足らない」と思って攻撃してこなかったんだろう
自然の指標を表す彼らはエサとなるクヌギなどが伐採されるといとも簡単にいなくなってしまう。
「ビートルズたちの住処を無くしちゃいけない」
綺麗な川にしか住めないカジカガエルの鳴き声のように
あるがままの美しい声で
この森が僕に囁いた。
食事の邪魔をしてゴメンね
束の間遊んでくれてアリガトウ!
豆知識#3 君が望めば Nassyは扉の前までは連れて行ってくれるよ
2012.07.11 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 自然の生き物
